来年から第3号被保険者制度(主婦年金制度)が廃止されるかもと話題になりました。もし、本当に廃止になったら、今まで専業主婦だった人たちも保険料を支払わなければならなくなります。
今までは専業主婦=第3号被保険者は個別に保険料の支払いがありませんでした。
厚生年金に加入している第2号被保険者、つまりは会社勤めの配偶者がいれば、
その扶養に入っていると、第2号被保険者全体によってその分を負担されていたのです。
なんだか今思うと、すごい制度です。男性女性関わらず、働くことがあたりまえになってきているこのご時世には違和感を感じる制度かもしれません。
だけど、思い起こせば自分の親世代は専業主婦のかたばかりでした。むしろ働いているお母さんがいると、お母さんのスキルがすごいスーパー世帯なのか、はたまた低収入世帯なのかのどちらかという感じ。
そうか、今ほとんどの家庭が共働きなのは、低収入世帯ばかりになったということですね。なんだ納得、そして悲しい。
自分たちが子供だった頃、裕福に感じられていた日本の経済情勢はかなり変わってきているのですね。
ともかく、今は共働きが増えました。
第3号被保険者制度を維持する力も日本にはなくなってきたのだろうし、みんなで保険料払っていこうという動きなわけですね。
自分自身、専業主婦になった経験もなく、結婚してからも第2号被保険者として保険料を払ってきているので(パートになったけど)、全然反対ではないです。
だけど、専業主婦の制度なくすなら、他の制度作って欲しい。
結婚して出産すると、働き方は男女で違う。収入も差がつく。
収められる保険料にも差が出ると、将来もらえる年金額にも差が出る。家庭を守る役割分担に男女間で差があればあるほど、将来の年金額に差が出て、不公平じゃないだろか。
かといって、公平に男女ともに同じように働き続けられる家庭がどれだけいるのか。
子供がいたら、早く帰らないといけないし、子供の体調不良で急な休みが増えることもある、そういったことに対応してくれる勤め先が果たしてあるのか。対応してくれたとしても、会社でのキャリアに影響を及ぼすことがないなんてこと今の社会じゃないでしょ。
職種によっては、公平に働くなんてはなから無理なこともあります。
うちは主人が昼前に出勤して夜遅く帰ってくるし、基本的には土日祝日は出勤。平日に休みがあります。夜勤があることも。
その場合、絶対子育てへの参加は無理です。平日の休みの時に、学校から帰った子供たちと触れ合える程度で、ほとんど接触すらない。
そうしたら、妻側がそこを補うしかない。早く帰ることができ、平日のみ勤務でき、子供の急な体調不良で休むことに理解があるところで働く…きっとみんなそうやって、家庭と両立できそうな職場を探していくのでしょう。
子育て世帯にやさしい制度がほしいな。
育児中の18年間は社会保険料免除で、その分は免除だけど払った期間になるとかさ…
リモート勤務、短時間勤務がもっと増えたらいいのかな。
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